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概要説明

ニーム資材とは?

[背景]

 ニーム(日本名:インド栴檀)の木はインドでは一般的な街路樹として目にする事ができ、行事や儀式にも使用される樹木で、古くはサンスクリット教典にも記されています。インドの人々はニームの色々な部位を有効利用しており、ニームの枝を噛み砕いては歯磨きに、葉や蜂蜜を美容や料理に、実から絞ったオイルは室内灯の燃料や農業、オイル油粕は肥料や家畜の餌など日用品として利用しています。

 また、ニームは世界的にも研究されており肥料、家畜飼料、石けん類の原料などに使用されています。ニームは天然物でありながら安全性と効果の点で非常に優れた能力と幅広い応用力を有しており、欧米、オーストラリア、東南アジア、中国などで安全な農園芸に利用され、その有益性は様々な機関で取り上げられています。

 インドではニームの事を『ミラクルニーム(神秘のハーブ)』と呼んでいます。ニームの樹にはいかなる害虫も寄り付かない事で有名な上に、沢山の薬効もある事から『村の薬局』とも呼ばれています。 ニームが世界中で注目を集めるようになったのは、ある地方でイナゴが大発生し、殆どの植物が食い荒らされたのに、ニームの樹だけは無事だったと言う事例を目撃した事がきっかけで、数多くの学者が研究に携わるようになったからです。

[特徴]

■原料

 ニーム資材の原料は主にニームの果実、種子、種子の中心部分(以下、核と表記)の3種類に分けられます。この3種類の原料で肥料として有効な成分が一番多く含まれているのが核になります。弊社のニーム資材はこの核を原料に使用しております。原料の核は、すべて手選別によって分けられます。まず収穫したニームの果実を乾燥させ、ドライフルーツを作り、果実の部分をはぎ取り種子を取り出します。取り出した種子は一度水洗いし、再度乾燥させ、機械で殻を砕き、核を取り出します。その後、核を機械で大まかに選別し、最後に手選別で丁寧に核を集めております。

■搾油

 原料から油を搾り取る方法は何種類かあります。化学薬品による抽出、加熱による抽出、圧力による抽出等があります。弊社のニーム資材は圧力のみによって抽出された油や油粕を使用しております。化学薬品によって抽出されたものは残留問題等がありますし、加熱抽出されたものはニームの含有成分が壊れてしまっている事が多いので、肥効が弱まってしまいます。圧力のみで抽出された油や油粕には、化学薬品の残留や含有成分の減少等の心配がありませんので安心してご使用頂けます。

■油粕

 油を搾り取る際に産出される油粕は主に肥料として使われていて、日本では特殊肥料の『木の実油かす及びその粉末』に区分されます。ニーム核油粕には窒素成分が5%前後含まれていて、その他の植物油粕と引けを取らない有機肥料としてご使用頂けます。

 また、ニーム核油粕は、発酵させずにそのまま状態で土壌に施肥した場合、土壌中で発酵が起きたとしても、土壌中での発酵温度が30℃~45℃と高温にならないので作物に悪影響を与える事無く、発酵時に発生する菌は放線菌なので、逆に土壌環境の改善等の効果も期待できます。

 弊社のニーム核油粕『ニームケーキパウダー』は『搾油』の項目で紹介しました圧力のみで搾油した際に産出される純粋なニーム油粕なので、残留している油分が多く、固結しやすいと言う特徴があります。ニームの樹が自生しているインドは日本に比べて平均気温が高いので、日本の植物の油粕に比べて固まり始まる温度が高く、15℃前後で固まり始めますが、これは化学薬品抽出や加熱抽出されたものではないとの証明でもあります。ナタネ油粕などと比べると固結している事がありますが、品質上の劣化等によるものではなく、化学薬品の残留や成分の減少等もありませんので安心してご使用頂けます。

■ニーム核油調整品の原料

 弊社のニーム資材には『搾油』の項目で紹介しました圧力のみで抽出された純粋なニーム油を原料に使用したニーム核油調整品があります。ニーム核油調整品にはニーム核油以外に、植物由来の乳化剤等を配合して、水に乳化出来るように調整しておりますので、動力噴霧器での散布作業や灌水、灌注作業でご使用頂けます。特に農業用のニームガードには食品用の乳化剤を使用しておりますので、葉面散布等でも安心してお使い頂けます。

  原料に使用しているニーム核油は油なので水に溶けません。また、圧力のみで抽出された純粋なニーム油は非常に固まりやすいと言う特徴があります。ニームの樹が自生しているインドは日本に比べて平均気温が高いので、日本の植物から抽出できる植物油に比べて固まり始まる温度が高く、15℃前後で固まり始めます。そこで弊社のニーム核油調整品は農業、畜産資材としてお使い頂けるように乳化剤等を配合して、簡単に水に乳化出来るように、希釈液にしても油分が分離しないようにしており、またニーム核油が固まってしまった場合でも60℃程度のお湯で湯煎すれば短時間で溶けるように工夫しております。

このようなニーム資材の有益性を、アンデス貿易のニーム資材シリーズで是非お試し下さい。